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    むち打ちで後遺障害は可能なの?

    2021.10.11
    むち打ちで後遺障害は可能なの?

    最終更新日 2021年10月11日

    むち打ちは、交通事故ではよくある症状の1つです。主に頚部の痺れや痛みや捻挫などの症状が見られるのですが、治療する為に病院に通い続けた後は、慰謝料を取れるケースもあります。

    むち打ちという症状は、慰謝料は少々取りづらい傾向はあるのですが、それでも200万円ぐらい取れるケースもあります。弁護士に相談すれば慰謝料を取れるケースも多いですが、相談するにしても慰謝料の要点は押さえておく必要があります。

    交通事故によるむち打ちの後遺障害と障害等級

    交通事故によるむち打ちには、主に下記のような後遺障害があります。

    • 頚部や頭部がしびれる
    • 耳鳴りや吐き気がある
    • 目まい
    • 自律神経の症状

    むち打ちの後遺障害は、すぐに現れない事が多いです。大抵は事故の数週間後や翌日などに現れる傾向があります。

    そして頚部痛などは、後遺障害として認定される確率は比較的高いです。

    慰謝料が取れる確率は低いむち打ち

    ところで交通事故でケガをしたからと言って、必ずしも慰謝料を取れるとは限りません。体調不良にはなったものの、たまに慰謝料が取れないケースもあるのです。むち打ちはその代表例です。

    なぜむち打ちは認定されづらいかと言うと、回復する確率が比較的高いので、深刻な後遺障害が残るとは考えづらいからです。それと、そもそもむち打ちは症状はそれほど重たい訳ではありません。複雑骨折や醜状障害などの症状よりは軽い事もあり、後遺障害としては認定を受けづらい傾向があります。

    たとえむち打ちでも重たい等級になる事も

    しかし、例外もあります。交通事故は今まで多数発生していますが、たとえむち打ちでも高い等級が認められているケースもあるのです。

    そもそも慰謝料には、下記のような等級があります。

    • 第7級なら500万円
    • 第12級は100万円
    • 第14級は40万円

    等級が上になるほど、取れる慰謝料も高くなる訳です。症状が重たくなれば、必然的に慰謝料も高くなっていきます。

    それでむち打ちのような症状は、重くても12級ぐらいになる傾向はあります。しかし、稀にむち打ちでも7級として認定されている実例もあるのです。仕事に支障をきたしてしまったり、神経に関する障害が残ってしまうレベルですと、むち打ちでも7級として認められるケースもあります。

    ただし、実例はあまり多くありません。むち打ちの場合は、おおむね12級目安になります。

    12級と14級の金額差は大きい

    12級から14級は、慰謝料としては比較的低い方ではあります。それでも等級よって、かなりの差が付くのです。

    というのも第14級であれば、自賠責基準なら32万円ぐらいは慰謝料を取れますし、弁護士基準なら110万円目安になります。それに対して12級ならば、自賠責基準は93万円目安であるものの、弁護士基準なら290万円目安なのです。等級が1つ上になるだけで、実に250万円以上の差がつく事になります。

    慰謝料を取れるかどうかを左右するむち打ちの証拠

    むち打ちで慰謝料を取るにしても、「証拠」が必要です。むち打ちかどうかも曖昧な状態ですと、取れる慰謝料も取れなくなってしまう可能性がありますから、注意を要します。

    MRIの画像でむち打ちを証明できる

    むち打ちで後遺障害・慰謝料が取れる条件の1つに、医学的な証明があります。医学的に見て、明らかにむち打ちに関する後遺障害があるかどうかがポイントになるのです。画像は、証拠の1つになります。

    多くの医療機関では、MRIと呼ばれる検査を行っています。やや大きめな磁石を使用する検査なのですが、放射線被ばくもありませんし、小児でも検査を受けられるのです。

    むち打ちの症状があるかどうかを調べるために、よくMRIの検査が行われています。その検査の画像を確認してみて、明らかに脊髄や神経などを圧迫している症状があると判断されれば、慰謝料を取りやすくなる訳です。

    MRI以外の検査でもむち打ちを確認できる

    ただ軽いむち打ちですと、たとえMRIでも後遺障害を確認できないケースがあります。ですが下記のような検査を行ってみると、むち打ちが発見される事もあるのです。

    • ジャクソンテスト
    • スパークリングテスト
    • 腱反射テスト

    ジャクソンテストとは、頚部や腕に痛みや痺れがあるかどうかを確認する検査です。スパークリングテストでは頸部の神経障害を確認しますし、腱反射テストはハンマーで叩いて反応を確認するテストになります。

    つまりむち打ちで後遺障害を獲得するには、このようなテストを行ってくれる病院を選ばなければいけません。上記のテストが行われれば、むち打ちである事を証明できますので、慰謝料も取りやすくなります。

    交通事故との因果関係がある時のみ慰謝料が支払われる

    なお上記のようなテストでむちうちが発見されても、事故との因果関係によっては、慰謝料を取るのは難しいケースもあります。そもそも慰謝料は、あくまでも交通事故との因果関係が見られる時に支払われるのです。無関係であれば、もちろん慰謝料は取れません。

    ですから交通事故の後にむち打ちになるのは、対象外になります。もちろん事故との因果関係が証明されれば、慰謝料を取れるケースも多いです。

    交通事故で後遺障害の認定を取る為に医師をよく選ぶ

    ところでむち打ちで慰謝料を取れるかどうかは、実は病院次第でもあります。診断書の知識がある医師を選ぶべきなのです。

    むち打ちと認定されやすい証明書を作ってくれる医師を選ぶ

    医師としては、依頼されれば後遺障害診断書は作ってくれます。問題は、その診断書の書き方なのです。書き方次第では、たとえ診断書を作ってもらったとしても、後遺障害の認定が取れないケースがあります。

    その書き方は、やはり専門知識に左右されるのです。交通事故に関わる診断書を作成した経験が無い医師ですと、認定が取りづらい書類になってしまう傾向があります。ですから、医師はよく選ぶべきなのです。

    交通事故の医師や弁護士を選ぶ方法

    では、どうすれば専門知識がある医師を選べるかと言うと、やはり1つの病院だけで判断しない方が良いでしょう。そもそも病院も色々あります。まずは複数の病院に訪問してみる方が良いでしょう。セカンドオピニオンという形で、複数の病院を比較してみる訳です。

    ちなみに、それは弁護士も同様です。むち打ちの認定に関して弁護士に相談するケースも多いですが、やはり交通事故に強い弁護士を選ばなければいけません。たいていの事務所では無料相談も行ってくれますし、よく比較してみる方が無難です。

    むち打ちで後遺障害を獲得についておさらい

    交通事故に関するあらゆる症状の中でも、むち打ちは慰謝料は取りづらい方ではあります。しかし医師や病院を慎重に選んでおけば、その症状に関する検査も受ける事ができますし、認定される確率を高める事もできるのです。

    病院だけでなく、弁護士も慎重に選ぶ方が良いでしょう。そもそも後遺障害が残らないのが一番ですが、それでも慰謝料は取れるに越した事はありません。200万円ぐらい取れるケースも多々ありますし、交通事故に関する検査を行ってくれる病院を選ぶと良いでしょう。