オステオトロンの効果とは
最終更新日 2024年9月11日
骨折治療の新しい治療法をご存知でしょうか?
今回は、治療期間を40%も短縮する『オステオトロンⅤ』をご紹介します。
『オステオトロン』は、骨折や疲労骨折の骨融合を促進する効果がある超音波治療器です。
骨折治療の期間を短縮
オステオトロンⅤは骨折治療器として厚生労働省から認可されています。
骨折部位の骨形成を促進し、骨癒合期間を40%短縮できます。 例えば、通常の骨癒合期間が50日の場合、40%の20日を短縮し30日(1か月)で骨癒合の方向に導くことが出来ます。
従来の骨折治療では、ギプス等で固定した後は自然経過に任せるのみでした。この超音波骨折治療法を行うことによって、固定後でも積極的に骨の癒合が促進できるようになりました。
超音波骨折治療法は多くの臨床例から効果が確認され、骨が癒合するまでの期間を約40%も短縮でき、骨折治癒が予想できる期間を過ぎても治癒ができていない等の治りにくい骨折の発生率を低下させる効果もあるとされています。
関節の痛みにも絶大な効果を発揮
オステオトロンは骨折の早期癒合はもちろん、関節や靭帯の炎症にも良い効果が報告されています。
変形が起こってしまった関節面へは今まで治療のアプローチ法がありませんでした。しかし、オステオトロンのおかげで、変性し不整になっている関節面の炎症症状を和らげ、不整な関節面を整えてくれることができます。
今まで膝の痛みに「ヒアルロン酸」を注射してきたが痛みに変わりの無かった方や、どこの治療院へ行っても症状の変化が思わしくない方などへの治療もこちらを使用することで効果が期待できます。
また、この治療器は全く痛みもなく、ストレスなく受けていただくことが可能です。
高速度のマッサージ
超音波が体の深部に進むにつれて高速の振動が縦に伝わり、1秒間に数万回の高速度ミクロマッサージ効果を発揮します。手技によるマッサージの数倍の圧力を、深部に直接与えることができますので交通事故などで骨折した場合でも早期治療に役立ちます。
オステオトロンを使った効果は?
高い周波数によるミクロマッサージ効果で骨・筋・腱・靭帯の緊張緩和や関節のこわばりを緩和します。損傷した組織の修復を早める作用もあります。傷ついた細胞を修復するためにはATPの合成、タンパク質の合成が不可欠ですが、オステオトロンでこの効果をすすめる働きがあります。
(※ATPの合成とは、取り込んだ食物を酸素を利用し分解する過程で生じるエネルギーの変換)
オステオトロンで改善できる症状について
治癒促進、変形性関節症、骨との結合を早める、軟骨損傷、骨折、捻挫
このように、期間短縮で治療が可能なことから、早期社会復帰を目指すことができます。