交通事故治療の通院頻度について
最終更新日 2024年9月11日
先日、「交通事故治療には、どのくらいのペースで通えば良いですか?」と、ご相談を受けました。
早く完治したいから毎日治療を受けたいという被害者の方も少なくありません。そういった理由で「毎日通院したほうが良い?」という相談もあります。
交通事故・むちうち治療の病院への通院頻度は医師の指示に従う
先述のように、早く治したいからという理由で毎日治療を受けるのは最適な選択とは言えません。病院の医師の指示に従うのが一般的です。
医師から整骨院の通院許可が出ていれば、病院と整骨院の併用が可能になります。
整骨院への通院頻度について
病院への通院頻度は医師の指示に従うのが一般的ですが、整骨院へは被害者ご自身の体調や痛みに合わせて通院するのが大切です。
交通事故に遭われてすぐの頃には、症状も強く出ていると思いますので、毎日でも治療に通っていただきたいと思います。
治療を受けて、痛みが緩和される→次の日にまたお怪我が痛むのであれば、また整骨院へ通っていただく。
そういったことを繰り返しているうちに「今日は痛みが落ち着いている」と感じる日がきっと来ると思います。
痛みがマシだと感じた日には様子を見ていただく→また痛みを強く感じる日には通院をしていただく。このように痛みや症状に合わせて通院してください。
交通事故による痛みなどの症状が改善してくると通院の間隔が開いてくる
症状に合わせて通院しているうちに、始めは毎日だった通院が1日おき、3日おき、1週間おきというように、少しずつ整骨院に通う間隔が開くのが一般的です。
整骨院への通院間隔が開くころになると、病院での診察の際に我慢できる痛みだからという理由で、もう痛みはありませんと伝える方が稀にいらっしゃいますが、痛みがないと言うと治療の必要がないと診断され交通事故の症状への治療が終了してしまう可能性があります。
治療が終了すると、整骨院への通院も同時に終了となってしまいますので、痛みがある場合は我慢せずにきちんと伝えましょう
交通事故治療の通院頻度と自賠責保険について
自賠責保険は国が、交通事故でお怪我をされた方に対して保障をしてくれるものです。
事故の被害に遭われた方は、自賠責保険から保障を受けているので、治療費の心配等なくしっかり通院していただきたいと思います。
治療にしっかり通っていただくことによって、お身体の回復にも繋がると思いますし。
また、自賠責保険の慰謝料がしっかり保障されることにも繋がります。