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    高速道路での逆走による交通事故の過失割合

    2021.10.27
    高速道路での逆走による交通事故の過失割合

    最終更新日 2022年1月26日

    高速道路では、想定外の交通事故が発生する事があります。

    車が逆走してくる事も、稀にあります。一般道でも逆走の事故はありますが、道が若干複雑な高速道路で発生する傾向があります。逆走するような交通事故の場合、加害者の方が100%悪いように考えがちです。

    しかし実際には、被害者にも過失割合が生じる事があります。その過失割合で困った時は、交通事故に精通している弁護士などに相談してみると良いでしょう。

    逆走事故の加害者の過失割合と発生件数の傾向

    逆走事故は加害者側の過失割合が100%になるとは限らない

    道路では車は決まった方向に走る必要があります。

    日本では一般道・高速道路ともに左側通行です。しかし、何らかの理由があって逆方向に車が走ってくる事もあります。その際両方の車がスピードを出していれば、深刻な事故になる可能性があります。

    左側通行という交通ルールがある以上、逆走した車の過失割合は100%だと思われる事が多いです。しかし実際には、基本は加害者が80%になり、被害者は20%になります。被害者が飲酒運転していた時などは、さらに過失割合は増えてしまう傾向があります。また被害者がスピードを出していた時も、過失割合は加算されます。

    それだけに道路を走る際には、反対側から車が来る事も想定する必要があるのです。

    逆走による交通事故の発生件数

    逆走事故は、主に高速道路で発生している傾向があります。一般道でも逆走事故は発生していますが、高速道路ほど発生件数は多くありません。

    過去に高速道路で発生した逆走事故の件数が集計されており、以下のような状況です。

    平成23年211件
    平成24年209件
    平成25年143件
    平成26年212件
    平成27年259件
    平成28年249件
    平成29年207件
    平成30年200件

    データによると平成25年は、逆走事故は大きく減っていました。それ以外の年は、おおむね190件以上は発生してます。

    逆走事故の実例と認知症や年齢との相関関係

    どのような逆走事故が多いのか

    ところで先程も触れた通り、逆走事故は主に高速道路で発生している傾向があります。次のような事故の実例があります。

    • 高速道路の目的地の出口を間違えて、Uターンしてしまった
    • 駐車場が混雑していて、駐車する場所を探していたら逆走していた
    • サービスエリアなどで出口を間違えて、逆走した
    • 料金所に入ったものの、間違えて出口道路に進んで逆走した

    つまり上で示したように道路で迷ってしまったり、出入口などを間違えてしまい、逆走して発生しているケースが多いです。

    逆走の事故を防ぐためには、無理にUターンすべきではありません。まずは落ち着いて、正しい方向に走りつつ出口などを探すべきです。もちろん随所にある標識に従い、走行する必要があります。

    年齢や認知症との相関関係がある逆走事故

    ところで逆走事故には、年齢との相関関係もあります。65歳以上の方々は、逆走事故を起こしやすい傾向があります。

    というのも年齢が高まってくると、人間の集中力は保ちづらくなる傾向があり、車を運転中に気が散ってしまい、事故が発生するパターンがよくあります。

    また逆走事故は、認知症との相関関係もあります。認知症を患っている方々は、すぐに物事を忘れてしまいがちです。認知症の疑いがある方や、精神疾患がある方の場合、逆走事故を起こしやすいというデータもあります。

    それだけに逆走事故を防ぎたいのであれば、家族も協力が必要です。認知症を患っている人物に運転させないよう、家族も配慮する必要があります。

    事故を起こしたのを忘れていた実例

    逆走事故と認知症の相関関係を証明するような実例もあります。10年以上前に高速道路で発生した逆走事故なのですが、軽トラックが一般車に衝突した事故があります。一般車は、事故が原因で炎上してしまいました。

    その一般車は、実は軽トラックと衝突する事自体は回避できています。どうにか避ける事はできたのですが、車がスピンして中央分離帯に激しく衝突してしまったのです。一般車を運転していた本人と同乗者は車から脱出し、その直後に、車が炎上するという事故が発生したのです。

    この事故の加害者はどうなったかというと、事故現場からいなくなってしまいました。ひき逃げのような状態になったものの、数日後に警察が捜索を行ったおかげで、トラック運転手が発見されました。

    その際の証言が興味深い内容でした。警察は取り調べを行いましたが、トラック運転手は事故を覚えていないと証言していました。さらに詳しく確認してみたところ、そのトラックの運転手に対する医療検査が行われ、認知症であることが発覚したのです。その結果、加害者は免許取り消しになりました。

    交通事故を起こしているなら、通常は覚えていますが、認知症を患っているとそれも忘れてしまうのでです。

    逆走事故の過失割合と弁護士に相談するメリット

    逆走事故で焦点になる事も多い過失割合について

    逆走事故で焦点になりやすいのは、やはり過失割合です。過失割合は、支払われる慰謝料にも大きく関わってきます。

    例えば事故によって後遺症が残り、慰謝料の総額は800万円であると決定されました。しかし被害者の過失割合が30%になった時は、実際に支払われる慰謝料は560万円程度になってしまうのです。

    被害者の過失割合がゼロであれば、800万円は全額支払われます。しかし30%となると、その分だけ減額されてしまうので、70%相当分だけしか受け取れないのです。

    被害者からすると、過失割合に納得できない事もあります。運転していた本人からすると、反対側から車が来るのを想定するのは困難です。しかし保険会社は被害者の過失は70%などと主張してくるケースもよくあります。

    逆走事故の被害者は弁護士に相談出来る

    それでは逆走事故の被害者はどうすれば良いかというと、やはり弁護士に相談するのが一番無難です。それも交通事故に精通した弁護士に相談する方が良いでしょう。

    弁護士は、被害者に代わって示談交渉を代行してくれます。相手が保険会社でも、示談交渉は代行してくれます。被害者自身で過失割合を交渉するのは大変ですし、法律に詳しい弁護士が代行してくれるのは頼もしいです。

    また弁護士に依頼する方が、慰謝料の金額も高くなる傾向があります。弁護士は事故の状況も詳しく確認して、証拠なども集めてくれます。その証拠を元に逆走事故の状況を実証してくれますので、被害者単独で示談交渉するよりは、適切な後遺障害等級で認定されやすくなるのです。

    困った時は、まず法律事務所に相談してみると良いでしょう。

    逆走による交通事故のまとめ

    交通ルールでは左側の道を走る事になっていますし、まさか反対側から車が来るとは思わないでしょう。左側通行という交通ルールがある以上、そこを反対方向に走ってくるなら、逆走した車の過失割合は100%だと思われる事も多いです。しかし実際には、基本は加害者が80%になり、被害者は20%になります。

    加害者側も認知症を患っているケースがあり、事故を起こした事自体忘れているケースも実際あります。それだけに示談交渉も難航してしまう事も多いです。ですから逆走事故で困ってしまった時は、やはり交通事故に精通した弁護士に一度相談してみる方が良いでしょう。