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    交通事故によるむちうちと慰謝料増額のポイント

    2022.01.12

    最終更新日 2022年1月12日

    むちうちは、交通事故でよく見られる症状の1つです。

    むちうちは首周りの痛みや吐き気などを伴う事が多いのですが、完治率が比較的高い症状です。それだけに交通事故の後に治療費打ち切りの話が出やすいので、注意が必要です。ただし、むちうちに対する慰謝料は増額できる可能性があります。

    ポイントは主に2つあり、安易に打ち切りにしない方が良い。また後遺障害認定12等級と判定されるかどうかがポイントになるので、画像などの証拠も必要です。

    むちうち症の特徴と治療費打ち切り

    2つの症状期があるむちうちとその症状

    むちうちには、次のような症状があります。

    • 首周りの筋肉の痛み
    • 吐き気
    • 耳鳴り
    • 頭痛

    このような症状になってしまう原因は、もちろん交通事故による衝撃です。車が衝突した時に首が下から突き上げられてしまったり、首が後に傾いてしまうのが主な原因とされています。首周りの骨や神経が強制的にひねられたような状態なのです。

    このむちうち症にも、2つの症状期があります。まずは、急性期です。いわゆる一過性のむちうちです。症状はそれほど長引かず、事故発生から72時間も経過すると、たいてい自然に治ります。

    もう1つは慢性期です。交通事故のむちうちは、たいていこのタイプになります。慢性的なむちうちですから、症状は長く続くことが多いです。個人差はありますが、完全に治るまでには半年以上かかる場合もあります。

    むちうちは治る確率は比較的高い

    ところでむちうち症は、完治率の高さに特徴があります。他の交通事故のによる負傷と比べれば、比較的治りやすい方なのです。

    交通事故によるケガの症状は多彩で、打撲や手足の損傷などがあります。手足の機能が失われたり、体の一部が切断されてしまうような深刻な状況もあります。切断ともなると、簡単には治るものではありません。

    それに対してむちうちの場合は、3ヶ月も経過すると症状が落ち着いてくる傾向があります。人によっては1ヶ月ぐらいで治ってしまう事もあります。

    ただし、むちうちの症状は人によって違いますので、半年ぐらい治療を続けても違和感が残るケースもあります。その場合は、後遺症が残ることも考えられます。

    むちうちは治療費を打ち切られやすい

    ところで交通事故の加害者側の保険会社が、治療費打ち切りの話を切り出してくる事があります。これ以上治療を続けても意味が無いので、そろそろ打ち切りにしましょうと言ってくるケースは多いです。

    もちろん保険会社は利益を追求しています。被害者側に対して治療費を支払うのは、保険会社にとっては大きな負担になってしまう訳です。その負担を抑える為に、治療費打ち切りの話を出してくるケースが多いです。

    とりわけむちうちという症状は、外からでは分かりづらい一面があります。自然に治ってしまう事もありますし、あまり深刻な症状でないように見えるので、治療費打ち切りの話も出やすいのです。

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    治療費打ち切りへの対処法とむちうちのデータ集め

    むちうちの治療費打ち切りの話に安易に乗るべきでない

    むちうちは、交通事故の負傷の中でも比較的軽い症状ではあります。しかしポイントを押さえていれば、慰謝料の増額が期待できる症状でもあります。

    ポイントは主に2つあって、まず1つ目は安易に治療費打ち切りに応じないことです。今まで交通事故を経験した事が無い方は、保険会社から治療費打ち切りの話を持ち出されると、つい応じてしまう傾向があります。
    しかし保険会社から治療費打ち切りの話が出ても、すぐに応じるべきではありません。安易に応じてしまうと、後々面倒な状況になる可能性があります。

    保険会社が打ち切りの話を出してくる時には、まだむちうちが治りきっていない場合あります。治っているように思われても、実際にはダメージが残っているケースがあるのです。治っていないにもかかわらず治療を打ち切ってしまえば、面倒な事態になりかねません。

    むちうちは、外から見るだけでは分かりづらい一面があります。後遺症が残っているかどうかも分かりづらいので、利益を追求している保険会社は打ち切りの話を出してくる訳です。しかし安易に治療を止めてしまえば、健康トラブルが発生する可能性があります。そして、保険会社からの支払いが止まると、被害者が自己負担で治療する事になってしまいます。

    治療費打ち切りの話が出た時は、まず医師に治療継続が必要かどうかを確認しましょう。医師が必要と判断をすれば打ち切られる事なく治療費は支払われます。

    むちうちの慰謝料増額の為にデータを集める

    もう1つのポイントは、むちうちに関する証拠やデータを揃える事です。データが不足していると、後遺障害認定された場合に本来よりも低い等級になってしまう傾向があります。

    むちうちの場合は、後遺障害の等級は13等級もしくは14等級になるケースが多いです。あまり重い症状ではありませんので、等級も比較的軽めになる傾向があります。

    しかし人によっては、むちうちでも12級と認定されているケースもあるのです。12級等級と認められれば、慰謝料も高額です。自賠責基準によると、各等級の慰謝料の相場は以下の通りです。

    • 12等級は93万円
    • 13等級は57万円
    • 14等級は32万円

    12等級と14等級の金額は3倍近い差がある訳ですが、どうすれば12級と認められやすくなるかと言うと、医学データです。レントゲンやMRIや医師見解などの客観的なデータが多く揃っている方が、12等級と判定されやすくなる傾向があります。ですのでむちうちの慰謝料の増額を目指すなら、病院に相談し検査を受けて、医師には診断書も書いてもらう方が良いでしょう。

    むちうちの後遺障害申請は弁護士に依頼するのがおすすめ

    交通事故のむちうちの申請は被害者請求がおすすめ

    ところでむちうちで後遺障害の申請をする方法は、2つあります。

    事前認定もしくは被害者請求です。むちうちの場合は、前者の事前認定はあまりおすすめできません。

    事前認定は、加害者側の保険会社に手続きを全て任せることになります。しかし、保険会社は利益を最優先していますので、必ずしも良い結果に結びつくとは限りません。書類やデータの不備も多いです。

    それよりも被害者請求で手続きを進める方が良いでしょう。保険会社には任せずに申請する方法ですので、レントゲンや診断書などのデータを集めやすいですし、慰謝料が高めになるケースがしばしばあります。

    むちうちは弁護士に依頼する方が良い

    なお被害者請求にも2通りあって、被害者自身で手続きを進めるか、弁護士に任せる方法があります。基本的には、弁護士に任せる方が良いでしょう。

    慰謝料も弁護士基準が適用されるので、弁護士に依頼した場合の方が高額になる傾向があります。そして弁護士によるサポートを受けられるメリットも大きいです。

    むちうちと慰謝料増額についておさらい

    交通事故による負傷の中でも、むちうちは比較的軽度ではあります。それだけに治療費打ち切りの話が出やすいのですが、安易に応じるべきではありません。

    慰謝料の増額を目指すなら、レントゲンや診断書などの医学データを極力揃えましょう。それに加えて、交通事故に詳しい弁護士に相談してみるべきです。

    被害者が加入している保険に弁護士特約がついていれば、弁護士費用を気にする事なく依頼できます。(費用補助の上限あり)
    交通事故に精通した弁護士ですと、様々なサポートを受けられますし、相談は無料という弁護士も多いので気負いすることなく相談するのがおすすめです。