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    非接触で負傷した交通事故のケース

    2021.10.12
    非接触で負傷した交通事故のケース

    最終更新日 2024年9月11日

    大部分の交通事故では、たいてい2者が接触しています。車同士が接触したり、車と歩行者が接触してしまう事故が多いです。

    しかし交通事故のパターンは多様で、たとえ2者が接触していなくても事故であると見なされるケースがあります。そのようなパターンでも、損害賠償は請求できるのです。

    ただし接触した状況を確認するのが困難であるだけに、因果関係を証明するハードルは比較的高いです。一番おすすめなのは、交通事故に精通した弁護士へ相談です。

    2者が非接触でも事故になってしまう事がある

    非接触の状況でも交通事故であると見なされる

    交通事故の典型例は、車が何かに衝突してしまうパターンです。車同士が衝突して、交通事故になるケースはよくあります。その場合、被害者は加害者に損害賠償を請求します。それで示談交渉を行うことも、よくあります。もしくは自動車と歩行者や、自動車とバイクなど色々なパターンもあります。

    中には、両者は全く接触していないのに、片方が負傷してしまうケースがあります。片側が驚いてしまい、負傷をしてしまうパターンもあるのです。その時も交通事故であると見なされますので、賠償金を請求する事もできます。

    非接触事故の2つの実例

    過去には、ウインカーが事故の引き金になったパターンがあるのです。ウインカーとは、曲がる事を意思表示するライトです。車が右もしくは左に曲がる時には、車のライトがチカチカと点滅しているでしょう。そのウインカーを、突然に作動させてしまった実例があるのです。

    突然ウインカーが点滅したので、すぐ近くで自転車を運転していた人物が驚いてしまいました。ちなみにウインカーが作動した直後に、その車は左折していたのです。急に左折してきたので、自転車が転倒して負傷してしまった実例があります。

    そうかと思えば、強い風が吹いてきた実例もあるのです。トラックと自転車の事故だったのですが、自転車のすぐ左側からトラックが追い越していきました。その際トラックから強い風が吹いてきたので、自転車の運転手が転倒してしまい、骨折してしまった事故があります。ちなみに転倒する際に、トラックと自転車は衝突していませんでした。強い風に煽られてしまい、負傷してしまいました。

    これらの2つの実例は、どちらも2者は衝突していません。しかし片側がケガしてしまった事だけは明らかです。

    因果関係や過失を判断するのが困難な非接触事故

    因果関係を証明するのが難しい非接触事故

    先のように2者が接触していない状態は、少々分かりづらいです。しかし片側に非がある時には、交通事故であると見なされる実例もあります。

    例えば上述の強風で骨折した実例ですが、「車が不用意に近寄ってきた」のが原因であるとも言えます。必要以上に車が近寄ってこなければ、強い風も吹いていなかったでしょう。ですか不用意に近寄ってきたせいで事故になったことを証明できれば、損害賠償も請求できます。

    ただ1つ問題なのは、必ずしも車が原因であるとは断言できない点です。たまたま自転車の運転手がハンド操作を誤っていた可能性もありますし、地面にぬかるみがあった可能性もあります。様々な状況が考えられますが、少なくとも「トラックの左折によって自転車が倒れたのは、本当なのか」が焦点になるのです。その点を明らかにしない事には、因果関係も証明できませんので、事故であるかどうかも判別困難です。

    両者が接触していないとなると、証明するのも難しくなってしまうでしょう。ですので因果関係が実証された実例は、あまり多くはありません。

    しかし過去には、一定の因果関係が認められたケースも稀にあります。それを被害者単独で実証するのは困難ですし、やはり弁護士に相談するのが一番無難です。

    非接触事故の過失割合はどうなるのか

    また上述のウインカーが作動した実例ですが、それは自転車側の過失があり得るのです。自動車を運転していた側にも問題はありますが、自転車側の注意不足だった可能性もあるからです。

    そもそも自動車の運転手によるウインカー作動は、できるだけ早めに実行する必要があります。曲がる直前でなく、交差点の30メートルぐらい前で作動させるべきなのです。という事は、突然にライトを作動させた行動は、道交法に違反しているのです。それであれば、自動車側には非があります。

    しかし自転車側にも、一定の落ち度があるとも解釈できるのです。自転車を運転している側としても、前方を注視しなければなりません。前方不注意であるとも解釈できるので、自転車にも過失割合があるとされる場合があります。

    自動車と自転車の距離を十分広く取っておき、前方をよく見ていれば、上記のような事故は発生しなかった可能性があります。

    ただ非接触事故の場合の実例は少ないです。それだけに過失割合に関する明確な基準がないので、判断は難しいです。

    非接触事故が起きた時はどうすれば良いのか

    非接触事故は速やかに警察に来てもらう

    それでは非接触事故が発生した時は、被害者としてはどうすれば良いかというと、まずは警察へ通報です。何しろ接触していないだけに、事故の状況が分かりづらいです。被害者1人では、因果関係などを証明するのは難しいでしょう。

    しかし警察が来てくれれば、実況見分が行われます。事故現場の調査を行ってくれるので、貴重な証拠を提示できる可能性があるのです。ですので非接触の事故が起きたら、早めに警察を呼ぶべきです。

    非接触事故と目撃者の証言

    また非接触事故の場合、実は目撃者が大きなポイントになります。他の事故とは大きく異なるのです。もちろん目撃者がいる事が前提になります。

    というのも非接触事故ですと、とにかく証拠が不足してしまう傾向があります。それだけに被害者1人では因果関係を証明するのも困難です。

    だからこそ、目撃情報は貴重なのです。できれば目撃者にも実況見分に参加してもらい、なるべく連絡先を交換しておくと良いでしょう。事故に関する有力な情報を証言してもらえる可能性もあるからです。

    非接触事故は弁護士に相談すべき

    非接触事故の場合、全体的に証拠不足になりやすいです。衝突していないだけに、他の事故と比較しハードルは高いです。

    このタイプの事故の場合、やはり初動対応がポイントになるでしょう。事故の初期段階で適切に行動すれば、慰謝料などを支払ってもらえるハードルも下がります。

    しかし証拠不足になる事が多いので、被害者1人で行動してみても請求するのも難しいです。困った時は、やはり弁護士に相談する方が良いでしょう。弁護士は証拠や証言などを確認して、非接触事故に関して色々実証してくれるからです。加害者との示談交渉も代行してくれますし、まず相談してみるのがおすすめです。

    非接触事故についておさらい

    衝突していない事故であるだけに、因果関係などを実証するハードルはかなり高いです。

    目撃者の証言などは、貴重な情報になり得るでしょう。一見すると難しそうな事故ではありますが、賠償金を請求する事も可能なのです。因果関係などを証明できれば、支払ってもらう事はできます。

    ただ被害者1人では、やはり困難です。保険会社の弁護士特約などを利用できるなら、やはり交通事故に精通した弁護士に相談してみるのが一番良いでしょう。