むちうちで起こる頭痛はいつまで続く?
最終更新日 2024年9月11日
交通事故の被害で一番多い症状がむちうちです。
そのむちうちの症状の一つに頭痛があります。
むちうちによる頭痛がひどく、いつまで続くのか気になっている方のために詳しく解説します。
目次
むちうちが原因でどうして頭痛が起こるのか?
むちうちとは「頚部捻挫」と呼ばれ、主に首周辺に痛みなどの症状が出るものですが、その他の部位にも痛みや違和感などの症状が出る場合があります。
頚部捻挫の症状が出る主な部位は首周辺ですが、頭痛が起こることもあるとされています。
それもそのはずです。頭の重さは体重の約10%ほどあり、その重さを首一本で支えているため、交通事故でむちうちになる前は頭の重さを首一本で支えられていられていたものが、首の筋肉に損傷が起こり首だけでは支えきることが出来なくなります。これがむちうちで頭痛が起こる原因の一つです。
むちうちによる頭痛の種類
むちうちが原因の頭痛で痛む箇所は一定ではなく、患者様により異なります。
以下はむちうちによる頭痛の症状の一例です。
- 後頭部
- 首の後ろ
- こめかみ辺り
- 眉間の辺り
普段、頭痛が余りない人であれば、むちうちが原因の頭痛と分かりやすいのですが、交通事故前から頭痛持ちの人だと、いつもどおりの頭痛なのかむちうちによる頭痛なのかの判断がつきにくいと思います。
普段から頭痛がある人でも、いつもの頭痛と痛み方の違いや違和感があれば、むちうちが原因の頭痛の可能性があるので医師に相談するべきです。
むちうちが原因の頭痛であれば良いのですが、まれに事故の衝撃などにより脳挫傷や脳内出血という重大な疾患の可能性もあるため検査は受けておくべきと言えます
むちうちによる頭痛はいつまで続く?
交通事故の後に頭痛が起こった場合、検査をすれば脳内出血などの重大な疾患はすぐに判明することが多いため、それ以外の場合はむちうちが原因による頭痛の場合が多いです。
それでは、むちうちが原因の頭痛はいつまで続くのでしょうか?
一般的にはむちうちの症状と並行して、頭痛も治まってくると言われていますが、稀にむちうちは治ったが頭痛は治まらないという方もいらっしゃいます。
むちうちの症状が治まったにも関わらず頭痛が続く人の中で、交通事故にあってから一度もMRI・MRA検査を受けていない方は注意が必要です。
むちうちによる頭痛を長引かせないために必要なこと
むちうちが原因の頭痛を治すには、むちうちを完治させるのが一番早いです。
むちうちは一般的に3〜6ヶ月程度で症状が治まると言われていますが、人によっては1年以上かかる場合もあります。
頭痛を長引かせない為にも、辛いとは思いますがむちうちの治療・施術に取り組むべきです。
むちうちが原因の頭痛は後遺症になる可能性がある
むちうちによる頭痛はむちうちの症状が治まるにつれ頭痛も治ってくるのですが、頭痛だけが残る場合もあります。
むちうちによる頭痛を残さないためには通院頻度が大切
むちうちやむちうちによる頭痛を治すには、病院や整骨院への通院頻度が大切になってきます。
むちうちはどのくらいの頻度で整骨院にかかるべきでしょうか?
症状にもよりますが、週に2回程度からだんたんと頻度を少なくしていくのが一般的です。