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    病院の検査・診断で交通事故と症状の因果関係を証明する

    2012.06.08

    最終更新日 2024年9月11日

    当サイトには、患者様より様々なご相談が日々寄せられています。

    その中でも被害者であるにもかかわらず、適正な補償を受けられない状況に陥ってしまうケースをシリーズでお伝えしたいと思います。実際の患者様の事例に基づいていますので、参考にして頂ければ幸いです。

    整形外科・病院での交通事故後の診断について

    交通事故後の病院での検査

    交通事故に遭われた際には、まず整形外科などの病院に行き診断を受けることが必要ですが、事故日から診断を受けた日までの期間が開いてしまうと、補償を受けられなくなることがあるので注意してください。

    ご相談を受けた交通事故被害者様の実例

    実際にご相談を受けた患者様の状況を踏まえて説明をさせて頂きたいと思います。

    この患者様は玉突き事故の被害者で、その場で救急搬送されて病院に行っていました。

    その後、元々の我慢強い性格と仕事の都合で1ヶ月以上病院に通院されなかったそうです。

    身体の不調と痛みに耐えられなくなってようやく、救急搬送された病院とは別の病院に診察に行ったところ、交通事故との因果関係を否定されてしまったというのです。

    当然、最初の病院でも診断書を発行してもらってはいたのですが、このような状況になってしまうと、交通事故の補償を担当する保険会社は、保険会社にとって有利になる診断を採用し保険を適応した補償を拒否してしまうことがあるのです。

    その結果、この患者様は自己負担で治療を受けることになってしまっていました。

    ご相談を受けた段階では、既に事故から1年が経過しており、保険会社に対して怪我が事故に起因していることを認めてもらうために、訴えを続けているということでした。

    また、自己負担での治療ということで、十分に治療を受けることもできずに、後遺症にも悩まれている状態で、もっと早く相談してくれていればと心苦しく、悔しい思いをしました。

    人身事故の補償を適切に受けるには早期治療が大切

    人身事故で補償を受ける上では、傷害部位(お怪我の箇所)の交通事故との因果関係がとても重要になります。事故日から診断までの日数が開いてしまうと、「因果関係を証明できない」と判断されてしまう可能性がありますので、注意しましょう。

    また交通事故の場合、数日してから痛みなどの自覚症状が出てくることもありますが、そのような時には痛みが出た段階で、再度病院で診断を受けることをお奨めします。

    そうすることによって、後から痛みの出た部位についても事故との因果関係を証明でき、安心して治療を受けることができます。

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