むちうちに効果があると言われているオステオパシーについて
最終更新日 2024年9月11日
むちうちの治療で整骨院へ通院をお考えの交通事故被害者の中には、実際どのような治療を受けることができるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、むちうちに効果があると言われている『オステオパシー』についてご紹介いたします。
むちうちの施術で使われるオステオパシーとは
オステオパシーとは日本の手技療法に大きく影響を与え、むちうちの改善に効果があると言われている手技のひとつです。
アメリカから大正時代に日本に伝わり、指圧や整体などに大きな影響を与えています。 オステオパシー医学に基づくひとつの体系を差し、施術の方法はひとによって違いがあります。
オステオパシーの直接法と間接法の違い
オステオパシーの手技は大きく分けて「直接法」と「間接法」に分けられます。
オステオパシーとは神経反射を用いて行われる全身治療によって、リンパ・自律神経・内臓・局所の血流改善をし、人間が本来持っている自然治癒力を改善することで効果が得られます。
オステオパシーの直接法について
関節の動きがなくなっている方向」へ直接的に力を加えて関節の動きを改善させる方法。
やさしく穏やかに行うものがほとんどですが、オステオパシーには珍しい瞬間的に「ポキッ」と矯正するような技法も含まれます。
オステオパシーの間接法について
直接法とは逆に「関節を動きやすい方向」に持っていくことで関節の動きを改善させる方法。
ダイナミックに動かすものから触れているだけのようなものまでありますが、痛んだ組織に負担をかけない為、急性の患者さんにも施術できます。
しかも非常に効果的で、オステオパシー以外の手技療法ではあまり見かけない技法です。
オステオパシーは直接患部へ施術しない
オステオパシーはむちうちなどの患部に対し直接の治療を行うことはしません。
オステオパシーの考えかたが、体は全体でひとつ機能しており、痛いところが他の部分が原因ということもありえます。
痛い場所がどこからきているのかを全身の状態をよく調べて、全身の機能を正常に整えることにより痛いところの改善につながると考えられています。
骨のみを調整する手技とは異なり、骨格などの運動器系、動脈・静脈やリンパなどの循環器系、脳脊髄液の循環を含む脳神経系など、解剖学的あるいは生理学的な広範囲の医学知識の元に、手を使って治療を加えていきます。
オステオパシーの特徴
- 1. 身体全体をひとつのユニットとして考える
- 2. 身体の機能と構造は一体のものであると考える
- 3. 自然治癒力を鼓舞することを主眼とする
など、独特の医学体系を持ち医学哲学に基づいた施術だといえます。
症状の変化には個人差があり、血行が良くなりことで一時的に風邪のようなダルさが現れることがあります。
オステオパシーで改善できる症状について
交通事故による外傷、急性期の外傷、慢性腰痛、肩コリ、むくみ、便秘、冷え性、 内臓疾患、自律神経疾患、神経痛、婦人科疾患などを対象疾患としています。