【交通事故の治療費】任意保険会社の任意一括対応とは？
最終更新日 2022年12月9日
交通事故の被害で傷害を負った場合は病院や整骨院などで治療を受けることになります。
病院や整骨院で治療を受けると費用がかかりますが、被害者の負担がないように相手方の任意保険会社が窓口となり、自賠責保険と任意保険の賠償金を一括して取り扱うことを『任意一括対応』といいます。
交通事故被害者の治療費は保険会社負担が基本
交通事故の被害に遭われて治療を受ける際に、 「相手の任意保険会社に治療費を支払ってもらっているから、病院でも整骨院でも自分では治療費を全く負担していない。」という方はたくさんいらっしゃると思います。
このような状況を、『任意保険会社の一括対応』と言います。
任意保険会社の一括対応について
加害者が加入している任意保険会社が窓口となって対応して、自賠責保険と任意保険の対人賠償保険の保険金を、被害者に対して一括して支払う制度です。
任意保険会社の一括対応が行われると、支払窓口となった任意保険会社は、自賠責保険の補償内容を含めて、保険金を交通事故被害者に対して立て替えて支払いをして、その後に立て替えた分の保険金を自賠責保険会社から受け取るという流れになります。
従って、任意保険会社の一括支払いが行われているということは、当然、自賠責の補償内容についても、自賠責で規定されている通りに補償されることになるわけです。
任意保険会社が一括対応しないケースについて
交通事故の内容によっては保険会社が一括対応を引き受けない場合があります。
被害者側の過失が保険会社が一括対応を引き受ける想定を超えている場合などです。
被害者の過失が3割までであればスムーズに引き受ける保険会社が多く、4割を超えると拒否する事があるようです。
また、交通事故の過失割合の主張に食い違いがある場合なども、引受拒否される場合があります。
他にも、車両の破損がほとんどなく修理代金が10万円以下のような場合は、軽微な事故とされ一括対応を拒否するケースがあります。
自賠責保険の補償内容について
自賠責保険で補償される主な内容は、 「入院・通院の治療費、休業損害、通院交通費、慰謝料など」です。
休業損害などは、被害者ご本人から請求をしなければ補償されません。
特に、外でお仕事をされていない主婦の方でも対象になることを知らない方もたくさんいらっしゃいます。
自賠責保険は、交通事故で怪我をされた方に対して最低限の補償を受けて頂くために国が定めている制度です。
ですから車やバイクなどの車両は車検時に、加入することが義務（強制）とされているのです。とは言え、自賠責保険の内容をよく知っている人はほとんどいません。
それによって、この最低限の補償さえも受けることができていないケースも起こっています。
事故したらドットコムのサポートについて
事故したらドットコムサポートセンターは、交通事故の被害に遭われた被害者の方に、適正に補償される為の無料相談サポートを致します。
是非、事故したらドットコムサポートセンターまでお気軽にご相談ください。
